~ハウスメーカーやビルダーは、自社のメンテナンス部品管理環境を容易に構築可能~
eBASE(イーベース)株式会社(本社:大阪市北区 代表取締役社長 常包 浩司/以下、eBASE社)は、住宅業界におけるアフターサービス・リフォーム事業の支援として、複数のハウスメーカーやビルダーが精度の高いメンテナンス部品情報を共同収集できるサービス基盤「住宅えびす」(以下、本サービス)をクラウドサービスとして提供開始します。
大手ハウスメーカーの大和ハウス工業株式会社、パナソニックホームズ株式会社にご採用いただき、住宅業界の共通プラットフォームとして、その他、複数のハウスメーカーにおいても採用に向けてご検討いただいています。
住宅業界において、ハウスメーカーやビルダーのメンテナンス部品を扱うアフターサービス部門などの現場では、不十分な情報管理が原因で、問合せ対応にかかる業務負荷が非常に高くなっています。
対象となるメンテナンス部品を探す場合、参照情報であるカタログなどの部品一覧だけでは適切な部品を探すのに無駄な時間と手間が掛かってしまいます。
また、時間と手間をかけて探し出した情報が、最新であるかどうかの判断ができず、改めて部品メーカーへ問い合わせを行うという手間も発生しています。
さらに、廃番部品に対する代替品情報はとても重要ですが、利用者側で継続して更新を行い、精度の高い情報を維持し続けることは困難です。
一方、メンテナンス部品情報を提供する住設建材メーカーにおいても、同じ部品情報を複数のハウスメーカーやビルダーに個別に提供していることで非効率な作業が発生するだけでなく、提供先各社からの問合せにも個別で対応することとなり、無駄な手間が掛かっています。
本サービスでは、玄関ドア、サッシ、シャッター等の部材情報とドアノブ、戸車、レール等の部品情報を関連付けて管理しており、管理ツールである「eB-housing」(イー・ビー・ハウジング)を用いて、データの登録および出力が可能です。
本サービスは、取引のあるハウスメーカーやビルダーから部材・部品情報の登録要請があった住設建材メーカーが、管理ツール「eB-housing」に情報を入力し、本サービスに登録を行います。
住設建材メーカーが「eB-housing」にて情報を入力する場合は、eBASE社より無償で提供されている「eBASEjr.」を利用することができます。
さらに、住設建材メーカーのスムーズなデータ登録を支援するために、データ登録の遅延通知や登録状況を確認できるサービス「eB-SSS(Supplier Support Service)」を無償で提供しています。
ハウスメーカーやビルダーは、本サービスに対してメーカー品番等の取得条件を入力することで、部材・部品情報を一括でダウンロードし、自社のeBASEで構築したデータベースへ自動的に取り込むことができます。
また、住設建材メーカーからの登録によって更新された情報を、自社のeBASEに自動的に取得するよう設定することも可能です。
複数のハウスメーカーやビルダーが共同で部材・部品情報を収集し、共同利用することで、自社の仕入れ規模では実現できなかった商品情報収集が可能になります。
ハウスメーカーやビルダーは、本サービスを利用することで、自社商品と連携したメンテナンス部品管理システムを容易に構築することができます。
メンテナンス部品管理システムの運用においては、廃番や代替品情報のタイムリーな更新が重要なポイントとなりますが、本サービスの利用によって更新作業負荷を大幅に軽減することが可能となり、投資対効果の高いシステム環境を構築することができます。
さらに、最新かつ精度の高い情報を用いたリフォーム提案や新商品開発時の情報参照先としての活用も可能です。
一方、部材・部品情報を提供する住設建材メーカーも、一度本サービスへ部材・部品情報を登録することにより、複数のハウスメーカーやビルダーへ一斉に商品情報を提供できるので、今までと比べてメンテナンス部品情報の提供負荷を大幅に軽減することができます。
住宅業界では、従来、ハウスメーカーを中心に、各社オリジナル部材・部品で他社との差別化とコストダウンを図っていましたが、次第にその優位性がなくなり、特にメンテナンス部品においては住設建材メーカーが提供する一般市販部品を採用する傾向にあります。
また、人口減少の影響により新築着工件数は減少傾向にあり、ハウスメーカーやビルダー各社はリフォーム事業を強化していますが、リフォーム事業においても、住設建材メーカーが提供する一般市販のメンテナンス部品は多用されており、メンテナンス部品情報の管理は必要不可欠となっています。
このような状況において、ハウスメーカーやビルダー各社が、住設建材メーカーより提供される一般市販部品の情報を個別に収集することは非効率であり、また住設建材メーカーにとっても、同じ情報を複数のハウスメーカーやビルダーに何度も提供することは非効率です。
上記背景により、複数のハウスメーカーやビルダーが共有して、住設建材メーカーから精度の高いメンテナンス部品情報をタイムリーに収集できる仕組みを構築しました。
さらに、この取り組みは、平成28年3月に経済産業省より開示された「省エネ技術の導入促進に向けた住宅メーカーの課題検討に関する調査」報告書において、「住宅のサプライチェーンの効率化に向けた取り組み」としてご紹介いただきました。
ハウスメーカーやビルダーは、本サービスの利用により、精度の高いメンテナンス部品情報を効率的かつタイムリーに収集できるため、自社でのメンテナンス部品情報の管理が可能となります。
住宅えびすの基盤システムを流用することで、自社用のメンテナンス部品検索システムを容易に構築することができ、発注システムや在庫管理システムとの連携も可能です。
また、画像や図面などの情報も収取の対象となっているため、リフォーム提案時の提案書作成などにも有効に利用できます。
さらに、商品コンセプトなどの販促用情報も収集することが可能なため、住宅商品の開発において参考情報として利用することもできます。
本サービスは、情報収集側であるハウスメーカー・ビルダーにて活用いただくだけでなく、情報提供側となる住設建材メーカーにおいても、自社の部品検索システムや提案支援システムとして効果的に活用いただくことを想定しています。
今後は、情報収集側の対象範囲を順次拡大(住宅設備、インテリア等)し、情報提供側も工務店やリフォーム店での利用拡大に向けたサービスを提供いたします。
利用会員は下記の利用料金が必要になります。
年間売上 | 利用料金(月額) |
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~500億円 | 20,000円 |
~1,000億円 | 30,000円 |
~1,500億円 | 40,000円 |
1,501億円~ | 50,000円 |
※住宅えびすのご利用には、eBASE製品の導入が必要になります。詳しくは営業窓口までお問い合わせください。
会員登録及びデータ登録は無償です。
※eBASE製品をご利用でない場合は、無償登録ソフト「eBASEjr.」をインストールしていただく必要がございます。詳しくは弊社営業窓口までお問い合わせください。
eBASEはeBASE社の登録商標、または商標です。その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の登録商標または商標です。
当社はCMS(Content Management System)開発プラットフォーム「ミドルウェアeBASE」をコアコンピタンスとし、様々な商品情報を管理・運用できるパッケージソフトウェアを提供することにより、業界毎における商品情報交換の全体最適化を目指しております。なかでも主要な食品業界、日雑業界、医薬業界、文具業界、家電業界、住宅業界、工具業界等向けには統合商品情報データベースシステムとしてパッケージソリューションを継続的に開発提供し、主要な業界別に多くのバイヤー企業やサプライヤー企業が参加する「商品情報の企業間流通クラウドサービス(業界別商品データプールサービス)」も開発提供しています。当社の各種パッケージソフトウェアはシームレスに連携やアップグレードが可能です。商品情報に関わる様々な業務アプリケーションとの連携を高いコストパフォーマンスで実現します。当社は様々な業界で培った商品情報交換ソリューションノウハウを「全体最適」の視線で継続提供いたします。
会社名 | eBASE株式会社 |
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本社所在地 | 〒531-0072 大阪市北区豊崎5丁目4-9 商業第二ビル(2F) |
TEL | 06-6486-3955(代表) |
FAX | 06-6486-3956 |
代表者 | 代表取締役社長 常包 浩司(つねかね こうじ) |
設立 | 2001年10月1日 |
従業員 | 122名(2018年4月現在) |
事業概要 | 商品情報交換データベースソフト「eBASE シリーズ」の企画開発・販売・保守 |
資本金 | 1億9,034万円 (2018年3月現在) |
決算期 | 3月末日 |
eBASE株式会社 西山貴司(にしやま たかし)
TEL:06-6486-3955 FAX: 06-6486-3956
E-mail:nishiyam@ebase.co.jp
URL:http://www.ebase.co.jp