2021年2月1日(月)
掲載紙:日本経済新聞
eBASE株式会社
~ 消費者へのわかりやすい食品表示情報開示に向けて ~
eBASE株式会社(本社:大阪市北区 代表取締役社長 岩田 貴夫/以下、eBASE社)は、小売業向けにECサイトで販売する食品に含まれる原材料名、栄養成分、アレルギー物質等の食品表示情報を、小売業のECサイトで、消費者へ開示できるサービス「e食カタログ」と消費者向けにアレルギー物質や栄養成分情報で食品を検索し、その食品表示情報を閲覧でき、その食品を取扱っているECサイトや店舗名を表示するスマホアプリ「e食なび」を開発し、サービス提供を開始します。
健康志向、特にアレルギー疾患を持っている方や、コロナ感染時に重症化するリスクが高いと言われている糖尿病、高血圧などの基礎疾患を持っている方は、自分が欲しい食品を探すのに大変苦労しています。現状は、特定アレルギー物質を含まない食品や糖質、塩分を抑えた食品を探すために、各食品メーカーのホームページにアクセスして、アレルギー物質や栄養成分情報を確認する必要があり、手間がかかります。栄養成分表示は、100gあたり、1製品あたり、1個あたり等、色々な表記方法があり、他製品との比較するために、栄養成分値の換算が必要になり、同じく手間がかかります。糖質やカルシウムなど欲しい栄養成分値が表示されていない場合もあります。
又、欲しい食品を探せても、その食品がどの店舗やECサイトで販売されているかわからず、近くの小売業に連絡して、確認しないといけない状況です。 食品を購入する際、パッケージに記載されている食品表示情報を確認しようとしても、多くの食品表示は、裏面や側面に小さい文字で、異なる書式で表示されているので、見辛く、確認しづらい状況にあります。
本来であれば、あらゆる食品の中から、自分の健康志向に合致した欲しい食品を簡単に検索でき、見易い同一定型フォームで、含有アレルギー物質や栄養成分情報を確認し、どこで購入できるかわかるようなワンストップソリューションのサービスが、アフターコロナ/ウイズコロナ時代におけるデジタル情報化の中において、多くの健康志向やダイエット志向の消費者に強く求められています。
昨今のコロナ禍の影響で、外出を控える消費者が増え、ネットスーパー等のECサイトで食品を購入される消費者が増えています。ECサイトでは、販売する商品の商品画像が必須と言われています。ただ、多くの小売業は、商品画像を社内システムに整理して管理できていないので、取引メーカーから収集する必要があります。しかしながら、商品画像を収集する必要があるECサイト運営部門は、取引先との接点がなく、画像データの収集に苦労しています。本来であれば、食品表示情報の掲載も必要と考えてはいるが、その情報収集負荷とECサイトに食品表示情報を追加するシステム開発コストが課題で、現在は、商品名と商品画像表示にとどまっています。
従って、ECサイトで販売する食品の商品画像や食品表示情報を見易い同一定型フォームで開示できるシステムを、低コストで提供することで、ECサイト運営担当者の情報収集負荷が軽減され、掲載商品情報や商品数を増やすことができると考えています。その結果、ECサイトでの食品表示情報の開示が進み、消費者の利便性が向上し、ECサイトの集客はもちろん店舗誘導にもつながると考えています。
食品業界向け商品データプールサービス「食材えびす」採用小売向けに、健康志向、特にアレルギー疾患を持っている方が、安心して食品(商品)を選択できるよう、「食材えびす」に登録されている食品表示情報を小売ECサイトで開示するサービス「e食カタログ」を無料で提供します。
「e食カタログ」採用小売業は、ECサイトで販売する食品の「e食カタログURL」を事前に「e食カタログ」サービスからダウンロードし、自社ECサイトへリンク設定します。
この方式であれば、自社ECサイト側のシステム改修は最低限で済むので、開発コストは圧倒的に安く、短納期でシステム実装することができます。
「食材えびす」に登録されている食品表示情報は、食品メーカーが自社製品を登録しているので、精度が高く、更新もタイムリーにされますが、念のため、「食材えびす」では、食品メーカーが登録した原材料名、アレルギー物質情報に間違いがないか、登録される品質表示画像内の原材料名表記や原材料名表記から抽出したアレルギー物質情報と自動比較し、システムで自動点検しています。自動点検の結果、要確認データ(包材画像の表記と登録データが不一致)があれば、登録食品メーカーへ確認依頼メールを送付して、修正をお願いする精度向上への取組みを実施しています。
「e食カタログ」の普及により、ダイエットや健康志向、アレルギー疾患をお持ちの方は、見易い画面で、食品表示情報を確認しながら食品の購入ができる機会が増え、食品購入時の苦労が軽減されます。小売業も、利用者の利便性向上で、自社ECサイトの集客につなげることができると考えています。
健康志向、アレルギー疾患をお持ちの方向けに、メーカー加工食品、一般食材、料理レシピ等の点検実施済み食品約17万点(全体では約40万件)から、特定アレルギー物質を含まない食品や糖質、塩分等の特定栄養素を抑えた食品を簡単に検索し、メーカー加工食品であればアレルギー物質、栄養成分、原材料名等の食品表示情報を、一般食材、料理レシピであれば、アレルギー物質や栄養成分を「e食カタログ」同様の画面で閲覧できるスマホアプリ「e食なび」を無料で提供します。さらに、「e食なび」では、小売業からPOS情報やECサイト・店舗別棚割情報が提供されれば、検索された食品が、どこのECサイトや店舗で取扱っているか画面表示し、ECサイトや店舗へ誘導する機能が実装されています。また、ダイエットや食事制限療法等で栄養素の摂取量管理が必要な方向けに、飲食した食品の栄養素計算機能や、その結果を記録し、日次、週次、月次で累計できる機能(e食ログ機能)も提供します。
さらにこの「e食なび」を活用する上で食品の栄養素(熱量、糖質/炭水化物、脂質、タンパク質、塩分)についての、消費者の知識向上を目的に学習を支援する無料スマホアプリとして「e食くいず」を「e食なび/e食カタログ」と同時リリースします。
今後は、「e食なび」上の食品データを利用して、栄養素やアレルギー情報付きの家庭の料理レシピデータ(Myレシピ)を作成、保管できる機能(e食レシピ)も提供していく予定です。
「e食くいず」では昨今、注目されている糖質ダイエット等に必要な食品に含まれる栄養成分量(糖質量、脂質、タンパク質、食塩相当量、熱量等)について、様々な切り口のクイズとして出題され回答することで遊びながら知識が向上します。「e食なび」とセットで利用して頂く事で食品の栄養素知識の習得が可能になります。 尚、この「e食くいず」の出題クイズは「e食なび」の豊富なデータベースから半自動生成されほぼ無限(初期バージョンは100万問で開始)に提供できる仕組みを開発しています(特許出願中)。今後、一般食品だけではなく、料理レシピ、メーカー加工食品も含めて様々な切り口でクイズデータを強化していく予定です。又、消費者向けに単純な栄養素学習だけではなく、ゲーム性を高めていくことも計画しています。又、食品メーカーや飲食店とのタイアップによるマーケティングツールとしても様々な展開系を想定したスマホアプリです。
・e食カタログ
食材えびす採用小売業に対して、追加費用なしで提供します。
・e食なび
一般消費者に無償で提供します。
e食カタログ採用小売業に対して、ECサイトへの誘導機能を追加費用なしで提供します。
小売業に対して、店舗への誘導機能を以下の価格で提供する予定です。
基本的な機能として店舗HPのトップページ等への誘導は無料です。
店舗名には任意のURLを設定することが可能です。
※商品詳細画面に店舗名を表示します。
今後、高機能なオプション機能として個別商品の在庫情報等のリンクと繋がるサービスについては
2,000円 / 月・店舗+3円 / クリックを予定しています。
・e食くいず
e食なび、e食カタログの一般消費者ユーザーと同様に無料で提供します。
2021年2月1日
スマートフォンアプリストア(iOS:AppStore、android:Google Play)からダウンロード開始
小売業店内調理品(惣菜品)、外食・ホテル・飲食業の料理品である「惣菜えびす」、「外食えびす」、「レシピえびす」との連動による日常生活全般において総合的な食品情報の拡充を予定しています。また、商材えびす登録データを利用して、非食品の詳細情報開示も推進する予定です。
含有アレルギー物質の情報など、消費者にとって商品選択に必要な情報が広く提供される仕組みは、消費者にとって有益なものとして取組み趣旨に賛同いただいた11社の企業様です。
生活協同組合連合会コープきんき事業連合
生活協同組合コープこうべ
生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合
株式会社静鉄ストア
生活協同組合連合会東海コープ事業連合
株式会社天満屋ストア
株式会社東急ストア
株式会社バローホールディング
株式会社フレスタ
株式会社ベルク
株式会社マキヤ
(社名 五十音順)
上記以外に5社賛同予定
本ニュースリリースに対して、医療関係者から以下のエンドースメントを頂いております。
自分は何を食べればよいのか?健康を維持しながら気に入ったものを食べたい。豊かな食生活は、健康な人にも、様々な理由から食事に制約がある人にも共通の関心事だと思います。医師として日々の診療に携わっていると、免疫や代謝への影響という点で、食事がいかに大切かということを実感します。
「e食なび」は、自分が食べているものの正確な情報を簡単に把握するだけでなく、実際にその食べ物を注文することもできる、とても便利なサービスだと思います。カロリー、糖質、脂質、塩分、タンパクなどの摂取量のコントロールが簡単にできるようになるでしょう。7大アレルゲン(卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そば)の含有有無のチェックも正確なデータから確認できます。
小さなお子さんの食物アレルギー診療に、専門医として携わることも多い私の視点から、期待を込めて「e食なび」にお願い事をひとつ。現在、アレルゲンについては、含有有無以外の情報はなく、ブラックボックスの状態です。含有有無だけでなく、製造過程においてそれぞれのアレルゲンが、何グラム使われているのか、という使用量の情報を、是非とも知りたいところです。具体的な使用量がわかれば、より安全に食べられるものの選択肢が、ぐっと拡がる可能性があります。これまでありそうでなかった「e食なび」のサービスは、今後も期待大です。
食物アレルギー児のお母様方は、日々の買い物中、細かな文字で書かれたアレルゲン表示を一つ一つ確認され、とてもご苦労されています。
「e食なび」は、該当のアレルゲンが含まれない食品を検索後、個々の商品写真や食品情報の詳細を手軽に閲覧可能にした「日本初の画期的なアプリ」です。
カロリー、たんぱく質、脂質などの情報も得られ、成人の生活習慣病の食事管理や予防の一助にもなります。
患者様やご家族、食事指導をする栄養士の必須ツールになり、驚きと笑顔でこのアプリに触れられているお姿が目に浮かんでおります。ぜひ様々な場面でご活用ください。
今後もさらなる進化が予定され、大きく社会に貢献できると確信しております。
食物アレルギーを持つご家族の方が、少しでも楽に、安全に買い物をしていただけるように、谷田様が、仲間の小児科医、看護婦、栄養士や近隣の大学生、賛同小売様と協力して作成された「卵・乳不使用商品一覧」です。
しかしながら、これら「卵・乳不使用商品一覧」の作成負荷やデータ量と質、消費者への提供・活用方法の課題がありました。今後は「e食なび」が総合的なITソリューションとして推進していきます。
eBASE株式会社は商品情報に関わるデータベースソリューションパッケージソフトであるeBASEjr、eBASEstandard、SmalleBASEserver、eBASEserver等の幅広いラインナップにより、生産者・原材料メーカー、加工メーカー、卸会社、小売会社の業態や規模にフィットしたソリューションを提供することが可能な商品情報交換データベース分野のエキスパート企業です。eBASE社の各種パッケージソフトウェアはシームレスに連携やアップグレードが可能です。商品情報に関わる様々な業務アプリケーションとの連携を高いコストパフォーマンスで実現します。eBASE社は様々な業界(食品、日雑、医薬、文具、家電、工具、環境、住宅、アパレル等)で培った商品情報交換ソリューションノウハウを「全体最適」の視線で継続提供いたします。
会社名 | eBASE株式会社 |
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本社所在地 | 〒531-0072 大阪市北区豊崎5丁目4-9 商業第二ビル(2F) |
TEL | 06-6486-3955(代表) |
FAX | 06-6486-3956 |
代表者 | 代表取締役社長 岩田 貴夫 |
設立 | 2001年10月1日 |
従業員 | 138名(2020年4月現在) |
事業概要 | 商品情報交換データベースソフト「eBASE シリーズ」の企画開発・販売・保守 |
資本金 | 1億9,034万円(2020年3月現在) |
決算期 | 3月末日 |
eBASE株式会社
TEL:06-6486-3955 FAX: 06-6486-3956
E-mail:info@ebase.co.jp
URL:https://www.ebase.co.jp/