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ちらし制作における企画支援

はじめに

統合商品情報データベースeBASEと連携としたDataBase Publishing推進!

紙チラシは、エリアの特性を考慮した店舗集客や販促に効果的であり、インターネットを利用しない消費者にも訴求可能なメディアです。
しかし、新聞発行部数の減少に伴い折込チラシは減少傾向。また、特定地域のみを対象としたチラシ配布や印刷・配布コストの課題、その効果測定が困難な点、さらに近年は環境負担も課題となっています。
eB-DBPちらしは、特売商談から紙チラシ制作工程のデジタル化(Digitization)と現状課題の解決(Digitalization)、そして、メディア自体のデジタル変革(DX)推進を支援します。

※DBPeBASE → eBASE for DataBase Publishing
※DBP(DataBase Publishing:データベースパブリッシング): データベースに保存された情報を自動で取り出し、
 ウェブサイトやメール、印刷物など様々な形式で配信・公開する手法です。

eB-DBPちらし開発・リリース背景

チラシ企画プロセス最適化の必要性

チラシ企画は、チラシ構成設計やコマ割り、商品選定、割付と多くのステップを要し、複数の部門や外部協力者との調整業務を必要とするため、効率性やコストの面で多くの課題が存在します。

チラシ企画の重要性とその影響

チラシ企画は商品や訴求ポイントを効果的に伝えるための極めて重要な役割を担い、その完成度はチラシの効果に直結し、消費者の購買意欲や店舗への集客力、最終的な売れ行きに影響します。

Excelによる情報管理・共有の限界

このチラシの設計図といえる企画情報管理について、現在、多くの企業は、Excelを使用した情報管理、情報共有行っており、様々な課題が発生しています。

チラシの発行フローとeB-DBPちらしの対象業務

チラシ企画工程の業務フロー

チラシ企画工程の全体イメージ

チラシ企画工程における現状課題

分散化されたExcel情報管理と非効率な情報共有

  1. 複数部門から提出される掲載商品情報を都度、人手で集約。掲載商品の調整や変更内容の把握が大変。
  2. 業務毎にExcelファイルが複数の場所に多数保存され、情報の不一致や重複、先祖返りも発生。
  3. 変更の度に各部門や協力会社に最新情報を共有。連絡が滞り、変更内容を完全に伝達できない状況も発生。

輻湊する更新作業と混乱極めるバージョン管理

  1. コマ割りや割付指示書の更新が度重なり、最新情報の維持が困難。
  2. 掲載商品が変更される度に大変な労力を要して変更内容の把握、整合性をとるための作業が発生。
  3. いつの間にか商品原稿とコマ割りや割付指示書との不一致が生じ、混乱を引き起こすケースも多発。
  4. 店舗・エリア毎の差し替え版作成が並行して行われ、人為的ミスが発生しやすく整合性の維持が困難。

煩雑な商品情報管理と不整合リスクの高い商品マスタ管理

  1. 商品情報をExcelで管理する場合、転記ミスが発生しやすく、確認作業に時間を要する。
  2. 変更指示後、チラシ掲載情報の修正を行い、同時に商品マスタに変更を加える二度手間が発生。
  3. 画像や商品スペック情報を含む大量の商品情報を扱う場合、Excelの処理速度は低下し、作業効率が損なわれ、社内システムとの連携性が弱いこともあり、結果、人手による作業が中心となっている。

eB-DBPちらしによる課題解決

チラシ企画情報の一元管理と効率的な情報共有

チラシ企画における全情報をデータベース上で一元管理。各部門や協力会社がオンライン上で、リアルタイムに最新情報の閲覧や更新を可能にし、進捗の見える化を実現します。これにより、従来のExcelを用いた煩雑な作業を削減し、人的な情報集約や共有にかかる時間を短縮、業務効率と生産性の向上を図ります。

データベース化による安定的なバージョン管理

チラシ企画情報のデータベース化により、各種情報の整合性が保たれ、誤りや混乱が減少します。また、更新履歴管理や担当者毎のアクセス制御により、誤った更新や変更を防ぐことも可能になります。これにより、更新作業の効率化、不一致による混乱の防止、及び全体的な作業負担の軽減が可能になります。

商品情報管理の手間とマスタ情報の不整合・不備リスク低減

各部門や取引先から提供される商品情報を「eBASE」上で統合管理することで、新製品の追加や既存製品の情報更新の手間を大幅削減します。これにより、チラシ掲載情報と商品マスタ情報の不整合や情報不備リスクを低減し、管理業務全体の負担を軽減します。

eB-DBPちらしを取り巻くその他支援機能

ちらし企画の効率性、情報の正確性、コスト削減、そして顧客満足向上を支援!

「チラシ企画管理・進行管理」機能

チラシ企画における全情報のデータベース化や進行管理が可能です。また、タスク管理 システム(eB-WBSオプション)との連携により、より詳細な予実管理も可能となります。

「掲載情報登録・商品選定」機能

よりどり商品、まとめ売り商品、商品分類一括割引など、柔軟な情報登録に対応。商品マスタシステム(eB-MDM)連携により、商品登録作業の負荷を軽減し、スムーズな運用を実現します。

「画像割付支援」機能

デジタル素材管理(eB-DAM)との連携により、最新商品画像が自動的挿入され、作業効率・品質が上がります。不足画像の登録依頼も支援し、チラシ作成をサポートします。

「店舗・エリア差替え版作成」機能

店舗やエリア毎の異なるバージョンを手軽に作成し、地域ニーズに合わせた対応が可能です。ベース版との差分比較機能により、効果的な点検や修正が行え、品質向上を実現します。

「データベース型電子チラシ生成」機能

紙のチラシ用のデータを使って、電子版のチラシ(e食住ちらし)を自動生成できます。
紙チラシの制作・校正を支援し、電子チラシとして販促利用が可能です。

eB-DBPちらし/課題解決全体イメージ

関連ソリューションと連携し、ちらし企画工程のQCD改善とDX推進・CX向上を支援!

eB-DBPちらしを支える重要ソリューション

特売商品の製品情報、商談情報管理/eB-MDM(SA)

小売向けMDM(Master Data Management System)「MDM eBASE」の特売商品「eB-MDM/SA」は、チラシ掲載商品を含め、特売商品の商品情報、商談情報、価格・ロット等の商談結果を一元管理します。
それらの情報をチラシ企画情報管理システム「eB-DBPちらし」と小売の基幹システムとの連携運用を実現します。

デジタル素材管理/eB-DAM

制作部門が利用するあらゆるデジタル素材の登録、管理、運用を支援するソリューション。
商品画像、ブランドロゴ、売り場画像、アイコン画像等一元管理、タグ付けやフォーマット変換も支援。
「eB-DBPちらし」と連携し、最新商品画像の自動挿入などチラシ画像入稿運用のQCD向上を実現します。

紙チラシのOMO展開、CXを実現/e食住ちらし

「eB-DBPちらし」と連携し、紙チラシと同一情報を消費者にData Base Publishingチラシ「e食住ちらし(CXチラシ)」で開示、紙チラシに印刷したQRコードとリンクできるので、「OMO:Online Merges with Offline」を実現、新聞発刊数激減時期の準備、更に、ターゲッティブマーケティング、等の新たなメディアを創造します。

eB-DBPちらしによるOMO展開イメージ

まとめ

新聞発行部数が減少し続け、消費者到達率が低下している現在、チラシの意義と制作・配布プロセスを再定義することは急務です。
eB-DBPちらしは、従来のエクセルによる煩雑な企画業務を大幅に効率化し、商品情報管理の手間と商品マスタ情報の不整合リスクを低減することで、生産性の向上と高品質なちらし制作を支援します。
さらに、紙媒体とデジタルメディアのシームレスな統合により、多様なマーケティングチャネル展開が容易となり、ターゲット層に対する一貫した情報提供や顧客体験向上を支援します。

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